医療の種類

在宅のイメージ写真

医療は、それを受ける場所によって、下記の3つに分けられます。

  • 外来医療(医療機関の外来に通って受ける)
  • 入院医療(入院して受ける)
  • 在宅医療(訪問診療)(居宅などで受ける)

往診とは

突発的な病状の変化に対して、患者様ご本人やそのご家族などの要請に応じて緊急的に居宅に出向き、診療をすることです。

訪問診療とは

退院なさった患者様をはじめ、入院することなく住み慣れた場所(ご自宅、施設など)で過ごしながら病気の治療・療養をしたいと希望される方は、少なくありません。
訪問診療とは、病気や障害があっても、ご自宅等にいながらにして医療を受けることができるしくみであり、通院が困難な患者様のもとに医師や看護師が定期的に訪問し、計画的に治療・看護・健康管理等を行う医療サービスです。
医師・看護師がお住まいを定期的に(通常月2回)訪問し、診察、検査、注射、処置、薬の処方などの治療はもとより、転倒や寝たきりの予防、床ずれ予防、栄養管理などを通じて、入院になるような状態を未然に防ぐように努めます。

訪問診療(在宅医療)

自宅での療養は医療のみならず介護も重要であり、安心・安全にサービスを受けていただくために多職種(看護師はもとより歯科医師・薬剤師・リハビリテーション(PT/OT/STなどの療法士)・ケアマネージャー・訪問サービス事業所)との連携が重要になっています。
当院は患者様・ご家族の同意を得てICT(インターネットなどの情報通信技術を使った情報共有)を利用した連携も行っています。
内容としては、例えば診療情報、治療方針、医療・ケアを行う際の留意事項、人生の最終段階における医療・ケア情報などです。
情報共有を行うことで関連する職種間でスムーズ・シームレスな連携が可能になります。

往診と訪問診療の違い

ご本人やそのご家族などの要請に応じて医師が出向く診療が「往診」(不定期的)であり、あらかじめ医師が診療計画を立て、患者様の同意を得たうえで定期的に患者様のお住まいに出向いて診療するのが「訪問診療」です。
したがって、訪問診療を受けている方が訪問予定日でない日に急に具合が悪くなり、医師に来てもらったような場合は、「往診」を受けたことになります。